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脳梗塞の後遺症はなぜ起こるのか

脳梗塞の後遺症が起こる理由は、血管が詰まっていた部分に十分な血液が供給されず脳細胞が壊死することで、壊死した部分が担当していた「話す」「手を動かす」等の身体機能が失われてしまうからです。
また後遺症は発症後に起きた障害から「神経障害」「高次機能障害」「感情(気分)障害」に分類されています。

後遺症の種類

神経障害

片麻痺・半身麻痺(半身不随)

・体の左右どちらかが麻痺して「全く」もしくは「少ししか」動かない

運動障害

・手で細かい動作ができない
・自分の意思に反して手足が動き止めることができない
・喋る時にうまく口が動かせない

感覚障害

・熱い冷たいと言った感覚が鈍る
・ケガの痛みに気づかない
・物に触れてもそれを感じられない
・体にしびれを感じる

視覚障害

・物が二重に見える、視野の左右どちらか半分または4分の1が欠ける

嚥下障害

・食べ物・飲み物がうまく飲み込めない
・よだれが垂れたままになる
・食道ではなく「気管」に食べ物が流れ込んでしまう

排尿障害

・トイレに頻繁に行く
・トイレまで間に合わず失禁してしまう
・尿が出ない

高次脳機能障害

記憶障害

・過去のことが思い出せない
・新しいことが覚えられない
・直前にあった出来事をすぐ忘れる
・同じことを何度も繰り返して話す

注意障害

・集中力が持続しない
・仕事でミスが多くなる
・複数のことが同時にできない

行為障害

・体に障害が無いのに「コップに水をそそぐ」など通常なら容易くできることが出来ない

言語障害

・相手の言葉が理解できなかったり、伝えたい事が言葉にできない
・文字が書けなくなる

認知障害(「認知症」とは異なる)

・失認左右のどちらかの空間を認識できない
・見ただけでは物の名前を思い出せないが触ったり音を聞いたりすると思い出す
・よく知っている道で迷子になる
・自分の居場所などが地図で指せなくなる
・自分が病気であることが理解できない

感情(気分)障害

夜間譫妄(やかんせんもう)

・夜になると幻覚や幻聴に襲われ、暴れたり大声を出したりする

鬱病(うつびょう)

・気分が憂鬱である
・気力がわかない
・外出や人と会うことがおっくうになる
・不眠
・今までできていたことが出来なくなったショックから発症

人格や精神面の変化

・感情失禁:感情のコントロールができず些細なことで怒ったり笑ったりする
・わがままになったり、暴言を吐いたりする
・人の気持ちが推し量れなくなる

脳血管性認知症(脳の記憶や思考を担当する部分が損傷して起きる認知症)

症状が急に現れたり脳梗塞の発症後徐々に悪化していくという特徴があります。
損傷した部分以外は正常なので
・記憶力は著しく無いが物の判断はしっかりできる

といった「一部だけ認知症のような症状が出る」のも特徴です。

後遺症を残さないポイント

脳梗塞は早期発見によって後遺症を残すことなく治療をすることが可能です。
脳梗塞は時間が経てば経つほど、詰まった血管の先の脳細胞が死んでいき
重い後遺症が残ります。

実際に脳梗塞を起こして倒れてしまうと素早く処置を受けられても、高確率で後遺症が残ります。
脳梗塞の前兆を知っておくことで異変に気づき、対策を打つことが可能です。
以下も併せてご覧いただき知識として身につけておきましょう。

→「脳梗塞の前兆」にリンク

後遺症から回復するためのリハビリ

死んでしまった脳細胞はどんなことをしても元には戻りません。
脳梗塞の後遺症が残ってしまうと、今までできていたことが出来なくなったという事に
ショックを受けられる方が多いようです。
そこで悲観してしまいリハビリに取り組まずにいると、体は不自由なままで、自分や家族の負担は大きくなってしまいます。始めはうまくいかないことが多く、いらだちを感じるかもしれませんが、リハビリを行うことで少しでも体の機能を回復し、自分や家族の負担を無くすように頑張りましょう。

以下に脳梗塞再発予防、後遺症からの回復のためのリハビリ方法を紹介しています。
ぜひ参考にしてください。

→「脳梗塞のリハビリ」へリンク

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