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脳梗塞になりやすい人は注意

脳梗塞を予防ためにまずは「自分は脳梗塞になりやすいか」という事を見てみましょう。
脳梗塞を引き起こす危険因子は様々ありますがまとめてみたので
以下に挙げる物が当てはまる人は注意してください。

脳梗塞の危険因子1 「避ける事ができないもの」

加齢、脳梗塞になりやすい体質

若年性脳梗塞」という病気もあるため一概には言えませんが、年齢が上がるほど脳梗塞の発症率は高まります。
また、家族の中に脳梗塞やその他の脳血管障害を起こしたことがある人がいれば、「脳梗塞になりやすい体質」を受け継いでいる可能性があります。

健康を維持するためにも定期的な健診を受けたり、家族の病歴を意識しておくことをおすすめします。

脳梗塞の危険因子2 「生活習慣病」

糖尿病、高血圧、脂質異常症(高脂血症)、肥満、不整脈

高い血圧や余分な糖分、脂質、コレステロールが血中にあふれている状態が続くことで
血管が傷つき、傷ついた血管の壁が硬く厚くなる「動脈硬化」を引き起こします。
動脈硬化は血管の狭窄、血栓の原因となり脳梗塞へとつながります。
また不整脈で心臓の脈打ち方がおかしい場合、心臓で血栓ができやすく、その血栓が
脳に流れ込んで血管を詰まらせてしまうと「心原性脳梗塞」を引き起こします。

生活習慣病は脳梗塞につながる物が多いと言えます。
脳梗塞を発症させないためにもこれらの生活習慣病の患者さんは症状の改善に努めましょう。

脳梗塞の危険因子3 「体に良くない生活習慣」

喫煙、飲み過ぎ、食べ過ぎ、ストレス

喫煙は「高血圧」「悪玉コレステロールの増加」の原因となり「動脈硬化」を引き起こします。
暴飲暴食は「肥満」「高血圧」「糖尿病」に繋がりこちらも「動脈硬化」を起す原因になります。
また人間はストレスを感じると血圧が上がるようになっていて、この状態が続くと「高血圧」
と同じように血管に負担をかけてしまいます。

生活習慣病と同様に血管に負担をかけてしまうと「動脈硬化」を起し脳梗塞を発症します。
生活習慣を見直し改善するようにしましょう。



生活習慣の改善

体に良くない習慣を続けると、生活習慣病を招き、そこから脳梗塞を発症する場合があります。
以下のポイントを改善することで脳梗塞の予防につながります。

食生活

食べ過ぎに注意

肥満は様々な生活習慣病を引き起こし、脳梗塞の遠因となります。
これをを予防するためには肥満を解消させることが必須です。
食事の量は「腹八分目」にして標準体重の維持や肥満の解消につなげましょう。
「自分に適切なカロリー量はどのくらいか」を知り、栄養バランスの良い食事を
することも肥満解消になります。

動物性脂肪のとりすぎ注意

血中のコレステロール増加を予防。
牛肉豚肉鶏肉など肉類の脂肪が多い部分は控え、魚介類や植物性の油を摂る事

塩分控えめに

高血圧は脳梗塞の原因となります。
塩分を控え味付けの工夫などで「薄味の物」を食べるようにしましょう。1日10g以下が目標です。

お酒を飲み過ぎない

アルコールは飲み過ぎると肥満や高血圧の原因となります。
20g(ビール約500ml)までがアルコールの適量と言われていますので、
これ以上のアルコール摂取はやめて「楽しいお酒」を心がけましょう。

野菜果物海藻を摂る

野菜や果物、海藻には血圧を下げる成分が含まれているので、毎日摂ることで
血圧のコントロールになります。
「カリウム」「食物繊維」が多く含まれている食物を意識して摂るようにしてください。

良質なたんぱく質を摂る

脂肪の少ない肉類や魚介類、卵、大豆、牛乳が不足しないよう、毎日適量を摂る
特に魚は中性脂肪増加や血圧上昇を抑える働き、血栓の予防効果EPA・DHAが多く含まれる。

運動不足を解消する

運動をする習慣が無いとエネルギーの消費量が減り「肥満」から様々な生活習慣病に繋がります。
毎日短時間でも構わないので、体を動かす習慣をつけるようにしましょう。
特にウォーキングやジョギングなどは時間や場所にあまり制限がないのでおすすめです。

禁煙

タバコは血圧を上昇させたり、善玉コレステロールを減らしてしまう作用があるのでやめましょう。
禁煙を始めて5年経つと脳梗塞になる確率は、喫煙をしない人と同等にまで改善されると言われています。

お酒の飲み過ぎに注意する

適量の飲酒はコレステロールの低下等のメリットがありますが、
摂取しすぎると、血圧の上昇や脱水症状による血液の粘度上昇、食欲が上がりすぎるなど
不調の引き金となります。

脳梗塞を予防する食事

食事で脳梗塞を予防するポイントは「減塩」と「血中の過剰な脂質、糖質を減らし、
血液の流れを良くする」という事です。
以下に脳梗塞の予防に良いと言われている成分とそれが含まれる食材を挙げていますので
参考にしてみてください。

減塩

・カリウム
バナナ、ほうれん草、トマト、さつまいもなど

・カルシウム
小魚、豆腐、小松菜、乳製品、ひじきなど

・食物繊維
海藻、きのこ、野菜全般など

血中の流れを良くする

・硫化アリル(アリシン)など
玉ねぎ、にんにく、しょうが、にら、ねぎなど

・EPA、DHA
サバ、アジ、マグロ、イワシ、サンマなど

・タウリン
カニ、アサリ、ホタテ、タコ、イカ

・オレイン酸
オリーブ油、ナッツ類、ごま油など

食事のとり方

肉類を食べてはいけないという事はありませんが、食べ方に注意をしましょう。
「煮る」「蒸す」といった油を使わない調理法にしたり、脂身の少ない部分を選んで
食べるようにしましょう。調味料にも油や砂糖が入っていないか良く調べる習慣をつける事を
おすすめします。

また、お菓子などの甘い物は、バターなどの脂肪分が入っていない物を選びましょう。
洋菓子よりも和菓子がおすすめです。またできるだけ砂糖不使用の物を選んでください。

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