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  • 脳梗塞の原因「血栓」を作らせない方法











現在、日本人の病気による死因の第1位はガンですが、2位、4位に心疾患、脳血管疾患がつづきます。

この心疾患と脳血管疾患は、血栓による「血管障害」が原因です。 血管障害は、血管に血液が詰まることが原因で、その先にある臓器に障害をきたすことを指します。その部位が心臓であれば心筋梗塞、脳であれば脳梗塞を引き起こします。

これら2つの病気は、どちらも血栓によって引き起こされるため、血栓による「血管障害」は、ガンに匹敵する重大な病気であることがわかります。

血液は、酸素や栄養素を各器官の細胞に届ける役割を持っています。

しかし、血栓ができて血管に詰まってしまうと、そこから先には酸素と栄養素が運ばれなくなるため、細胞が壊死してしまいます。すると、各器官の働きが停止し、生命活動ができなくなってしまうのです。

とくに脳の場合は、呼吸や意識をはじめとした生命維持の中枢にあるので、重篤な症状に陥ります。また、一命を取り留めたとしても神経系や言語を司る部位に損傷がある場合は、深刻な後遺症を患う可能性が高い病気です。

脳梗塞は、一度発症すると2人に1人が再発する恐ろしい病気です。
再発しやすい原因は、毎日の生活習慣にあります。飲み過ぎ、食べ過ぎ、運動不足などで、血液がドロドロの状態のままだと、血栓ができやすくなり、再発のリスクが高まります。

また、脳は再生機能を持っておらず、損傷を受けた部分が回復することはありません。

そのため、再発するたびに被害範囲は広がっていき、初発の時よりも、症状が重くなったり、より深刻な後遺症を残します。

脳梗塞の種類の中でも、心原性脳梗塞は、7割以上の方が再発しています。アテローム脳梗塞、ラクナ梗塞も、約半数近くが10年以内に再発しています。

心原性脳梗塞とは、心臓内でできた血栓が脳で詰まって起こる脳梗塞です。治療には、生活習慣の改善や投薬治療によって心臓内や静脈内に血栓をつくりにくくするという方法がとられますが、投薬を中断すると、すぐに再発危険区域に逆戻りしてしまいます。

アテローム脳梗塞、ラクナ梗塞についても、動脈硬化が進行することで、脳のみならず他の器官に疾患をきたす要因になります。

これらの恐ろしい脳梗塞を防ぐためにも、血栓のできにくい体質に改善していく必要があります。



脳梗塞と、血栓の恐ろしさをお分かりいただけたでしょうか?
では、血栓を防ぐには、いったいどんな方法があるのでしょう。次に、3つの方法をあげてみます。

上記の3つの方法は、必ずしもすぐに効果が出なかったり、急性期の治療にはリスクを生じる場合があります。近年では、血栓を溶かす素材として食用の赤ミミズ(ルンベルクス・ルベルス=LR)に注目が集まってきました。 ルンベルクス・ルベルスには、「ルンブルキナーゼ」という酵素が含まれており、血栓を溶かす働きがあることが実験の結果から明らかになっています。

血栓を直接溶かす!

これまでの血栓治療薬の多くは、直接血栓を溶かす訳ではないことをご存知でしたか?

実は、いままでの治療薬は、血栓を溶かすために必要な成分「プラスミン」の誘発を促す働きがあるに過ぎないのです。つまり、プラスミンの力を借りるだけの、間接的な効果しかありませんでした。

しかし、ルンブルキナーゼは、直接血栓を溶かす働きを持っています。プラスミンの力を借りずに血栓を溶かす強力な働きを持っていることから、「スーパー食材」と呼ばれ、心筋梗塞や肝臓障害の予防にも用いられてきました。

ミミズ酵素に注目が集まってきた背景には、1970年代に発表された宮崎医科大学による研究があります。 当時、宮崎医科大学(現在は、倉敷芸術科学大学の須美洋行教授ら)は、食用の赤ミミズ(学名はルンブルクス・ルベルス=LR)に含まれる酵素「ルンブルキナーゼ」に、血液中の血栓の溶解を助けるなど、血管をきれいにする働きを持つことを実験の結果から明らかにしました。

ミミズ酵素はその効能が明らかになる前から、薬品として用いられてきました。古くは江戸時代の大奥にて、解熱、溶血(血栓溶解)、育毛、強精剤として使用されていたという報告があります。

また、ミミズは古来より漢方薬として利用されており、中国では「地龍(じりゅう)」とよばれ広く用いられてきました。
その効能については、次のように伝えられています。

①解熱作用
②鎮痛・鎮痙作用
③利尿作用
④血圧降下作用
⑤糖尿病の改善作用
⑥血行促進作用
⑦消炎作用
⑧殺菌作用
⑨中風の改善
⑩胸痺の改善

⑨の中風は、脳卒中(脳溢血)のことで、脳出血(脳内出血、くも膜下出血)を指します。⑩の胸痺は、心筋梗塞と狭心症を指します。

地龍の多くの効能には相互に関連性が見られますが、、私達を苦しめている、生活習慣病や内科疾患に、幅広く用いられていることがわかっています。

血栓は、血圧の影響やドロドロの血液によって傷ついた血管を修復するために、血小板とフィブリンによってかさぶた状に固まったものです。

もちろん、血栓は体の働きとして必要なものですが、問題は血管が修復されたあとも血栓がそのまま残り、それが剥れて血管を塞いでしまうこと。これを阻止するには、かさぶた上に固まったフィブリンを少しずつ溶かして血液と一緒に流してしまう必要があります。
従来の血栓溶解剤は、血栓を溶かす作用のある酵素「プラスミン」を体内で誘発させるためのものでしかありせんでしたが、ミミズ酵素「ルンブルキナーゼ」は直接、かさぶたの元になっているフィブリンを溶かします。さらに、ルベルスは「プラスミン」を誘発する働きも併せ持つため、より効果が高いことから、海外(韓国等)ではすでに医薬品として認可され、脳梗塞や心筋梗塞の治療に用いられています。

●線溶酵素食品を飲んで冷え性が改善、血圧もほぼ正常値に
高血圧・冷え性

J・Y(53歳・女性)

血圧が高いのを気にしていたせいか、新聞の健康欄で「ミミズが良い」という文字が目に入り、問い合わせて線溶酵素食品を入手しました。
飲み始めると、1週間ほどした頃から汗をかくようになり、1ヵ月後ぐらいから、足が温かくなっていることに気がつきました。暑がりの主人がクーラーをかけっ放しで寝るので、いつも私は足の先まで布団を掛けていて笑われたのですが、飲み始めてから100日ほど経過した今は、足を出して寝ていてもまったく大丈夫です。
それから、本当の目的だった血圧の方は、上が180から140に、下が110から90に下がってきており、もう少し飲みつづければ、いつでも正常値が保てるようになれそうな気がしています。

【ドクターのワンポイント・アドバイス】
ミミズ由来の線溶酵素食品が高血圧を改善することは先に述べましたが、同時に末端の微細な毛細血管の血流も良くしてくれるので、冷え性に対しても良い結果をもたらすのです。

●薬との併用で術後の体調も好転
狭心症・背中の痛み・手のしびれ

M・Y(71歳・男性)

定年を3か月後に控えて狭心症の発作に襲われカテーテル治療(冠動脈2本)、その後、循環器病センターへ6回入院してステント5本を使っての治療を受けた。担当医師からは「冠動脈2本が元気なので、バイパス手術よりも薬で」といわれ、それからは薬漬けの生活になった。
そんなある日、いつも何かと親身に相談に乗ってくれる薬局の店長が、「いいものが入ったので、従来の薬に変えてみては」と勧めてくれたのが線溶酵素食品だった。病院の薬と併用しても副作用はないと聞き、毎食後に2錠ずつ飲み続けて4年目になる。
いつの間にか、背中(左側)の痛みがほぼなくなり、肘から先の手のしびれも取れてきた血圧も低く落ち着いてきたし、胃の調子もよくて体調の良さを感じている。これは病院の薬が効いているのか、それとも線溶酵素食品のおかげなのか、両方の相乗効果によるものか私にはわからない。
ただ、線溶酵素食品の飲用を始めてから良くなってきたことを考えると、これを手放す気になれないのである。

【ドクターのワンポイント・アドバイス】
病院の治療薬との併用によって効果の出た例です。 一般的に医療薬は、表に出ている症状に対しての「対処療法」が中心となります。一方、ミミズ由来の線溶酵素食品は血液に作用し、常に血液と血管の補修をしてくれるので「根本的治療効果」があり、末端の微細血管の血流改善をも促す相乗効果が期待できます。


私たちの生命を脅かす血栓症は、だれにでも起こり得る病気です。
血栓の大きな原因は生活習慣にありますが、特に現代では食生活の変化や運動不足により、若い人でも血栓になりやすいといわれています。

ドロドロ血液が毛細血管のトラブルを生み、それが微小血栓を生み、加齢がその病変を加速していく―その視点に立てば、逆にさかのぼって、ドロドロ血液を招いてしまった生活習慣の改善にも手を付けなくてはならないことが見えてきます。
自覚症状がないから健康だ、と言い切ることは危険です。通常の血液検査ではわからなくとも、誰にでも血栓のリスクがあることを認識すべきでしょう。

たとえ小さな組織の小さな血栓でも、長い時間の中で大きな被害に進展していくことを、意識していく必要があります。
血栓症が増加しているこの時代に、血栓を溶かし、生活習慣病にもアプローチするミミズ酵素が大変役に立つでしょう。

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