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  • 急性脳梗塞ガイドライン

家族や知人が急に脳梗塞で倒れた場合

身近な人が脳梗塞で倒れた場合に脳梗塞の兆候を早期発見するためのサインとして、FASTというものがあります。

・F(Face顔)…顔のマヒをみる
 顔が片側ひきつったり、 ゆがんでいないかを確認

・A(Arms腕)…腕のマヒをみる
両腕を前に上げて、片腕が下がらないかを確認

・S(Speech話し方)…話すことができるかをみる
短い文をいつも通りに話したり、繰り返せるかを確認

・T(Time時間)…発症時刻をみる
1つでも症状に気づいたら発症時刻を確認してすぐに119番をしてください。

この項目でチェックすることにより、あなたの家族や知人の病気の発見を早め、後遺症が軽く済む場合もありますので、気になる症状がある時は、ぜひFASTのチェックをしてみてください。

チェック項目に当てはまり、脳梗塞の疑いが高い場合、慌てず落ち着いて救急車を呼びます。
・119番をかける時のポイント
119番に電話をかけ、救急車を呼びます。その時、救急であることを伝えます。それから住所を伝え、発作を起こしている人の名前や年齢、性別、意識のある・なし、呼吸のある・なし、具体的な症状などを伝えます。

・安全な体勢にする
救急車着くまで、発作を起こしている人を安全な体勢にしなければいけません。まずは、周囲の人が布団に乗せて涼しい場所に移動させます。それからベルト、ネクタイなどの体を締めつけるものを緩めます。眼鏡や入れ歯なども外しておきましょう。また、野外の場合でしたら、風通しの良い日影へ運んでください。

もし吐いたりした場合は、嘔吐物で気道が詰まってしまうことがありますので横向きに寝かせましょう。また、麻痺している半身を確認出来ているのであれば、麻痺のある側を上にして寝かしてください。

気を失った場合によくしてしまうのが体をゆすって起こす行為ですが、体をゆすると容態が悪化する可能性がありますので気をつけてください。

・救急車が着いてから
119番に電話してから救急車の着くまでは、約6〜8分と言われています。発作が起きてから救急車が着くまでの症状を記録しておいて、救急隊に説明できるようにしましょう。

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