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  • 脳梗塞の手術

脳梗塞の手術内容

脳梗塞を発症して障害がおきてしまった部分を手術で元に戻すことはできません。
しかし、狭窄を起した部分や血栓を除去して、血管の詰まりの解消や血管の拡張をすることで血流を回復させ脳梗塞の再発を予防することが可能です。
再発防止の手術には以下の3つがあります。

頸動脈内膜切除術(CEA)

首に通っている頸動脈を切開し、血管に付着している血栓やコレステロールなどの不要物の塊を血管の内膜と共に切除する方法です。

カテーテル手術(脳血管内治療)

足の付け根の動脈等から管(カテーテル)を挿入し、狭まってしまった脳血管に到達させ風船状の管で血管を拡張した後、「ステント」という網状になった金属の筒のみを血管内に残し血管を広げたまま維持する方法です。
血管を切開しないので体にかかる負担が軽いことが特徴です。

バイパス手術(CEA)

狭くなっていたり完全に詰まってしまった脳の血管と「頭皮の血管」を縫い合わせ、
新たに血液を送り込む経路(バイパス)を作り血流を回復させる方法です。

これらの手術で脳梗塞の再発を防げるというメリットはありますが、長期の入院になり経済的な圧迫をきたしたり、細い血管を縫い合わせるなどの高度な技術を要する場合が多く、手術後に細菌感染や予期せぬ後遺症の発症、など合併症がおこる可能性も否定できません。

これらの手術を受けないで済むように日頃から脳梗塞の予防を怠らないように意識することが大切と言えるでしょう。

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