- こんな症状のあなたは
若年性脳梗塞の可能性があります -
- 原因不明の首の痛みや頭痛
- めまい
- 突然視界の片側が見えにくくなったり、物が二重に見えた
- 相手の話す言葉の意味が分からない、話したいのに言葉がうまく出てこない
- ろれつが回らなくなる
- 手足がしびれたり、動かしにくくなる
- 足がもつれたり、何もない所で転ぶ
- 1度に2つ以上のことができない
- 物忘れがひどくなった
若年性脳梗塞とは
若年性脳梗塞とは50歳未満の人が起す脳梗塞のことを言います。
若年性脳梗塞の場合、生活習慣病が原因の動脈硬化よりも、首を回す癖や、頭部に強い衝撃を受けることによる血管の損傷や、「奇異性脳塞栓症」や「脳動脈解離」などの血管や血液に問題を起こす先天的な疾患が原因となっている場合が多くみられます。
若年性脳梗塞の原因
原因には「首を回す癖」や、「スポーツなどで頭部や首に強い衝撃を受ける」などによる血管の損傷や「生まれつきその人が持っている血管や血液に影響を与える疾患」が多いと言われています。
以下に若年性脳梗塞の発症の原因になりうる物を挙げてみましたので、チェックしてみて下さい。
若年性脳梗塞の原因になりうるもの
・首を回して、ポキポキと音を鳴らす癖がある
・スポーツなどで首を伸ばすなど、首から頭部にかけて強い衝撃を受ける
・脳動脈解離
・奇異性脳塞栓症
・血液凝固異常症
・抗リン脂質抗体症候群
・脳静脈・静脈洞血栓症
・膠原病
若年性脳梗塞の症状
通常の脳梗塞の症状以外に「首や頭部に痛み」を感じる場合が多いと言われています。 以下に挙げる症状に当てはまる場合は、脳梗塞の発作が起こる可能性が高いのですぐに 診断を受けるようにしてください。 ・原因不明の首の痛みや頭痛 ・めまい ・突然視界の片側が見えにくくなったり、物が二重に見えた ・相手の話す言葉の意味が分からない、話したいのに言葉がうまく出てこない ・ろれつが回らなくなる ・手足がしびれたり、動かしにくくなる ・足がもつれたり、何もない所で転ぶ ・一度に2つ以上のことができない ・物忘れがひどくなった
若年性脳梗塞の後遺症
「若年性脳梗塞特有の後遺症」というものは無く
脳梗塞は発症後、適切な処置をしても、脳が受けたダメージが大きいと
言語・運動など「損傷した部分が担当していた機能」を取り戻すことができず
以下に挙げたような後遺症が残ってしまいます。
リハビリなどである程度機能を回復することはできますが、杖や人の介助が必要になったり
以前と同じ生活を送ることは難しい場合が多いのが現状です。
以下に挙げたものは若年性脳梗塞発症後に起こりうる後遺症です。
神経障害
片麻痺・半身麻痺(半身不随)
・体の左右どちらかが麻痺して「全く」もしくは「少ししか」動かない
高次脳機能障害
記憶障害
・過去のことが思い出せない
・新しいことが覚えられない
・直前にあった出来事をすぐ忘れる
・同じことを何度も繰り返して話す
感情(気分)障害
夜間譫妄(やかんせんもう)
・夜になると幻覚や幻聴に襲われ、暴れたり大声を出したりする
ここで上げている物は脳梗塞の後遺症のほんの一例です。
脳梗塞の後遺症については以下にて詳しく紹介していますのでぜひご覧ください。
若年性脳梗塞の死亡率
若年性脳梗塞の詳しい死亡率は公表されていませんが、脳梗塞の死亡率は約15%と言われています。また脳梗塞は再発するたびに症状が悪化していき、命は助かっても重い後遺症が残る場合が多くみられます。先天的な体の問題など、「生活習慣病以外の問題」が原因であることが多い若年性脳梗塞は、1度目は何の後遺症もなくやり過ごせたとしても、その問題が解決できない限り再発し、いつ死亡してもおかしくないと言えるでしょう。