脳梗塞は遺伝するのか
脳梗塞はいくつもの原因が重なって発症するので、脳梗塞自体が遺伝するものではありません。しかし、脳梗塞の原因となる高血圧、脂質異常症、糖尿病などは生活習慣を受け継ぎ、家系内に多く発生する傾向があります。このような病気を治療せずに生活習慣を続けるとますます動脈硬化が進み、脳梗塞は起こりやすくなります。
生活習慣病にはどういったものがあるかというと、高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満、喫煙などがあげられます。これらの生活習慣病は、動脈硬化を促進させる危険因子とも呼ばれています。
動脈硬化とは、血管が硬くもろくなり、その内面にコレステロールなどが溜まり厚みが増す状態です。進行するとそこに血栓ができ、詰まります。その状態が脳で起こると、脳梗塞を発症します。
脳梗塞をもたらす動脈硬化と生活習慣は、密接に関係しています。脳梗塞を防ぐためには、動脈硬化を引き起こす高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満、喫煙などの危険因子を改善することが大切です。そのためにも食生活の改善、禁煙、ストレス解消、適度な運動が有効です。
動脈硬化の危険因子を改善することは、脳梗塞になる予防効果が期待できます。