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- 脳梗塞の治療
脳梗塞の治療は何を行うのか
脳梗塞の症状には、急性期と慢性期に分けられています。発症直後1〜2週間は急性期で、それ以降は慢性期にあたります。
脳梗塞の治療は手術治療を行うより、内科的な治療である点滴治療や内服治療を一般的に行います。また薬物治療だけでなく、リハビリ治療をすることも非常に大切です。 脳梗塞になると手足や言葉の不自由がでてきます。それらを防ぐためにリハビリ治療を早期に始めることがとても重要になってきます。
急性期
脳梗塞が発症した時は、いかに早く治療をするのかが重要です。超急性期である発症後から3~6時間は、特に早い対応をしなければいけません。
急性期の治療では、薬物療法が行われます。血栓を溶かす薬、脳を守る薬、脳のむくみをとる薬、血液の凝固を抑える薬など脳梗塞の病型に合わせて使用されます。
発症直後の急性期には、血圧、呼吸、体温などをチェックしながら全身の管理をし、合併症がおきないように、注意しながら治療が進められます。
慢性期
急性期治療後安定してきたら、再発予防や後遺症に対しての対策・リハビリ治療の期間となります。
一度脳梗塞になると血栓ができやすくなるので、抗血栓薬を使用する薬物療法があります。また、高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満、喫煙などの生活習慣病は、脳梗塞の原因でもある動脈硬化を起こしやすくするので、治療薬を使用したり、食生活や生活習慣を改善するために医師からの指導があります。
また後遺症などがある場合は、日常生活を送りやすくするようにリハビリを受けたりします。